『Automation Cloud Robot』について調べてみた!

この記事はUiPathブログ発信チャレンジ2022サマーの8日目の記事です。
昨日は@myoshidanさんの記事、明日は@Chukiさんの記事です。

ver. 22.4 より、UiPathのクラウド製品に『Automation Cloud Robot』という新しいロボットが追加されたので、そちらについて調べてた内容をまとめてみました!

UiPathのCloud Robotとは

UiPathの公式ドキュメントを見ると、Cloud Robotは3つ紹介されています。

それぞれの説明を読み解いてまとめてみます。

  • Elastic Robot Orchestration
    • Azure、AWS、GCPのいずれかの仮想マシンにロボット(UR)をインストールし、
      Orchestratorと紐づけて管理ができる仕組み
       → 各クラウドサービスは別途利用者側で契約する必要があり、
         URのライセンスも必要となる☝️
    • ジョブを実行する際にOrchestratorがVMを自動的に起動してロボットを実行し、
      利用が終わるとVMが自動的に停止される
       → 利用しない時間はVMを停止しておくことができるので、
         クラウド費用の削減が期待できる☝️
    • 仮想マシンは手動で用意したものを利用するほか、
      一つのVMイメージを登録して複製するところまでOrchestratorに委ねることもできる
       → 自動的に複製できる台数なども指定できる☝️
  • Automation Cloud Robot – Virtual Machine (VM)
    • UiPathが提供する、URがプリインストールされた仮想マシンでプロセスを実行できる仕組み
       → クラウドベンダーとの契約やURのライセンスは不要☝️
    • 用意された仮想マシンへはリモートデスクトップでアクセスができ、
      必要なソフトウェアのインストールや端末の設定が可能
       → 編集したVMイメージをキャプチャして、複製することも可能☝️
    • ジョブを実行する際にOrchestratorがVMを自動的に起動してロボットを実行し、
      利用が終わるとVMが自動的に停止される
       → 複数のVMを用意しておき、必要な分を起動して利用するといった運用が可能☝️
  • Automation Cloud Robot – Serverless
    • UiPathが提供する、サーバ等の用意なしでロボットが実行できる仕組み
       → クラウドベンダーとの契約やURのライセンスは不要☝️
    • 端末の設定を一切せず、利用することが可能
       → 逆にリモートデスクトップ等でアクセスもできないため、
         ソフトウェアのインストール等のカスタマイズはできない☝️
       → 利用できるプロセスはクロスプラットフォーム(API/Web Automation)のみ☝️

まとめると、、、

  1. UiPathのCloud RobotはOrchestratorがロボット端末を制御し、
    プロセスの実行に合わせて端末の起動停止などの運用を行う仕組み
  2. Cloud Robotには3種類ある
    • Elastic Robot Orchestration
      • 各自が契約しているクラウド環境のVMをOrchestratorで制御する仕組み
    • Automation Cloud Robot – VM
      • UiPathが提供するVM環境(UR付)をOrchestratorで制御する仕組み
    • Automation Cloud Robot – Serverless
      • UiPathが管理するロボット環境でプロセスを実行する仕組み

Automation Cloud Robot の利用に必要なライセンス

Automation Cloud Robot の利用には、Robot Unitというライセンスが必要となるようです。
https://docs.uipath.com/overview-guide/lang-ja/docs/service-licensing#robot-units

上記の記載によると、

Automation Cloud Robot – VM: 月単位の消費
Automation Cloud Robot – Serverless: ロボットの実行時間(分)単位の消費
※消費するライセンスの量: マシンスペックなどによって変わる

となるようです。

UiPath Community EditionでCloud Robot を試してみる!

個人で利用しているCommunity Edition環境を見てみると、Robot Unit が300付与されていました。
VMを試すには6,000 RU/月が必要みたいなので、Serverlessしか試せませんね・・
(VM版を試すにはTrialを利用する必要がありそうです。)

ライセンスをテナントに紐づける

ひとまずテナント内でRobot Unitを利用するために、テナント設定から割り当てておきます。

管理 > テナント > ライセンスの割り当てを編集 > ロボットユニット

Automation Cloud Robot – Serverless のマシンを定義する

次に、OrchestratorのマシンにAutomation Cloud Robot – Serverlessを追加します。

Orchestrator > マシン > マシンを追加 > Clout ロボット – サーバーレス

マシンを追加すると下記のような画面が表示されます。
マシンの名前と説明を設定するようですが、
実行するプロセスの種類や対応するOSもそのうち変更できそうな画面になっていますね🤔
現在はクロスプラットフォームのAPI/Web Automationしか実行できないようですが、
この先の機能拡充に期待です👍

プロビジョニングをクリックすると、
Automation Cloud Robot – Serverlessのマシンが定義できました!
(メアドが入ったマシンはマスキングして隠しました😅)

ロボット実行用のユーザーを定義する

自動実行(URの利用)においては、ロボットユーザーを定義しておくと便利なので、
Automation Cloud Robot 用のロボットユーザーを定義しておきます。

まずはAutomation Cloudの管理画面からロボットユーザーを追加しましょう。
(権限はAutomation Usersを付けてみました。)

管理 > アカウントとグループ > ロボットアカウント > ロボットアカウントを追加

追加したロボットアカウントをテナントに紐づけます。

Orchestrator > テナント > アクセス権を管理 > ロールを割り当て > ロボットアカウント
先ほどのロボットアカウントを選択し、ロールはRobotを選択
特に変更なしでOK
特に変更なしでOK

マシンとロボットユーザーをフォルダーに紐づける

Automation Cloud Robot のマシンとユーザーをフォルダーに紐づけます。

Orchestrator > テナント > フォルダー > ユーザー > アカウント/グループを割り当て
Orchestrator > テナント > フォルダー > マシン > フォルダーでマシンを管理

クロスプラットフォームのプロセスを用意する

上述の通り、現状のAutomation Cloud Robot – Serverlessでは
クロスプラットフォームのプロセスしか実行できないため、実行用のプロセスを用意します。

新規開発時に対応OS欄でクロスプラットフォームを選択

APIとWeb操作だけのオートメーションって何ができるの??と気になるところですが、
今回は簡単にログを吐き出すだけのプロセスに留めておきます。

プロセスを作成し、パブリッシュ
フォルダーでプロセスの実行準備

プロセス設定の「その他の設定」において、
サーバーレスで実行する際のロボットサイズを指定することができます。

「自動」にしておくと自動的にロボットサイズを選んでくれるようなので、
今回は「自動」にしておきます。

サーバーレスでプロセスを実行する!

準備が整ったので、プロセスをサーバーレスで実行してみます!

ジョブを開始する画面を開くと、
Runtime typeという項目でサーバーレスで実行することを選択できるようになっています。
(ちなみにここでCloud RobotのVMも選択できるので、設定済みの場合は選択できるはずです。)

Runtime typeにCloud – Serverlessを、
アカウントに作成したロボットアカウントを、マシンに用意したマシンを選択して、実行します。
(複数回処理を実行してどう動くかを検証するため、10回実行する設定にしています。)

Orchestrator > フォルダー > オートメーション > プロセス > ジョブを開始

処理を実行してしばらく待つと、並列的に処理が実行される様子が確認できました!
実際の端末を用意してロボットをインストールしたり、
ライセンスをアクティベートしたりせずに実行できるのは確かに楽ですね😆

今日のまとめ

クラウド上で実行環境を簡単に用意できるというのはかなり楽に感じるかなと思いました!

あとはクロスプラットフォームでのAPI/Web Automationでどんなことまで実現できるのかや、
Automation Cloud Robot – VMの動作についてもいろいろ確認したいですね🤔

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

2 comments on 『Automation Cloud Robot』について調べてみた!

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