[UiPath] マニュアルページの構成と使い方について

開発者ブログ

UiPathの各製品の説明やリリースノート、マニュアル関連は下記のドキュメントポータルというページに集約されています。
こちらのページでは、このドキュメントポータルの構成やどこにどういう情報が載っているのかなどを解説してみます。
https://docs.uipath.com/ja

ドキュメントポータルの大体の構成と機能について

トップページの構成

ドキュメントポータルのトップページは7つのエリアで構成されています。

  • 概要エリア
    • 製品のリリース状況やライフサイクル(サポート期間)など
    • 比較的良くアクセスされるページが集約
  • プラットフォームエリア
    • UiPathをご契約されている企業がアクセスできるカスタマーポータルに関するドキュメント
    • 製品全体にかかわる情報(ライフサイクルやサポート条項、ライセンス関連)
    • リリースノートへのリンク
  • 発見エリア
    • UiPathの発見製品(業務自動化、業務改善余地の発見、案件管理)が集約
    • 各種マイニング製品や案件管理ポータル、業務キャプチャ製品など
  • 自動化エリア
    • UiPathの自動化製品やアクティビティなど、業務自動化に関わる情報が集約
    • ロボット関連をはじめ、AI-OCRやローコードアプリ、iPaaS、AI関連の製品など
  • 運用エリア
    • UiPathの自動化プラットフォームやOrchestratorを始めとする運用管理製品の情報が集約
    • Automation Cloud、Automation Suiteなどのプラットフォーム関連
    • Orchestrator、Insights、Test Suiteなどのロボット運用、テスト運用製品関連
  • リンクエリア
    • UiPath公式の関連サービスへのリンク
    • UiPathの標準サポートであるカスタマーサポート
    • UiPathの無償E-ラーニングのUiPathアカデミー
    • UiPathコミュニティのポータルサイトであるUiPathフォーラム
  • 設定エリア
    • 言語の設定やカラーテーマの変更

言語やカラーテーマの選択

画面下部の設定エリアから言語およびカラーテーマ(ライト or ダーク)を選択することができます。

ダークテーマを選択すると下記のような見た目に変化します。

プロダクトの情報を調べる

プロダクトの情報は下記からそれぞれ情報を取得することが可能です。

UiPath HP 上のプロダクトページ

UiPath HPの画面上部に表示されているソリューションタブを選択すると、各種プロダクトページへの遷移メニューが表示されます。こちらのプロダクトページでは、プロダクトの概要や活用イメージ動画などが紹介されているため、プロダクトの概要を理解するのに役立ちます。

UiPath HPのURLはこちらです。
https://www.uipath.com/ja

Document Portal のプロダクトマニュアル

Document Portalのプロダクトページでは、その製品の機能や導入要件(ソフトウェア、ハードウェア要件など)、リリースノートについて確認することができます。

上述のトップページからプロダクトを選択すると、下記のようなページに遷移します。
こちらでは、デリバリーのタイプとマニュアルの種類が表示されます。

デリバリーでは、各種製品のデプロイタイプを選択することができます。
例えば下記のOrchestratorの場合は、Standaloneでの単独構築のほか、Automation CloudのSaaSとしての活用、プラットフォームをオンプレミス環境等に導入するAutomation Suiteなどの導入選択肢があり、それぞれでリリース状況、リリース内容や操作方法が異なる場合があります。
そのため、各社の利用状況に合わせたデプロイタイプを選択することが好ましいといえます。
(デリバリーの選択は各種機能詳細ページでも変更可能です。)

リリースノートはほとんどのプロダクトで用意されているページであり、各バージョンにてどのような機能追加や不具合修正がなされているのかを確認することができます。
デリバリーの種類とリリースバージョンを指定すると、該当条件でリリースされているバージョン一覧が左側に表示され、各バージョンにてどのような変更がなされているかを確認することが可能です。

顧客環境に構築できるAutomation SuiteおよびStandaloneでは、UiPathのリリースサイクル(年2回)ごとのバージョン情報を確認することができ、SaaSであるAutomation Cloudではどの時期のリリースでどのような変更がなされているのかを確認することができます。

リリースノート以外の項目では、それぞれのテーマに沿ったマニュアルが表示されます。例えばユーザーガイドでは、そのプロダクトを利用するにあたり必要なマニュアル情報が掲載されています。

左側のタブ項目にてプロダクトの機能がカテゴライズされており、その中から機能の詳細を確認することができます。例えばOrchestratorのトリガー機能について確認したい場合には、トリガーのタブを開きます。するとトリガーの概要と種類から管理方法、特殊な利用方法(非稼働日やcron式指定による高度な利用)についてページを分けて解説されていることがわかるため、知りたい内容と関連しそうなページを開き、マニュアルを確認することができます。

アクティビティの情報を調べる

StudioやStudioXで利用する各種アクティビティの情報についてもDocument Portal上に格納されています。例えば下記の「Excelファイルを使用」アクティビティの情報を確認してみます。

アクティビティのマニュアルページへのアクセス

アクティビティのマニュアルページへは、上述のトップページ上のアクティビティから遷移することが可能です。アクティビティページへ遷移すると下記のようにアクティビティが種類ごとにまとめられており、該当するマニュアルを探すことができます。今回はExcel関連のアクティビティのため、「生産性を高めるアクティビティ」内にあるExcelを選択してみます。

Excelのページに遷移すると、Orchestratorなどのプロダクトページと同様、リリースノートや各種機能の詳細についてが左側のタブとして表示されています。今回利用しているアクティビティは「Excelファイルを使用」なので、左側のタブを開きながら探すとモダンアクティビティの中に見つけることができました。

StudioやStudioXからのマニュアルへの直接アクセス

StudioやStudioXから直接そのアクティビティの解説ページにアクセスすることも可能です。アクティビティ上に表示されている三点リーダーからメニューを開くと、メニューの一番下に「ヘルプ」メニューが表示されます。こちらをクリックするとDocument Portal上のマニュアルページを直接開くことが可能です。(「F1」のショートカットキーでも遷移することが可能です。)

アクティビティページの構成

アクティビティページでは、アクティビティ概要についての説明やプロパティの解説について確認することができます。また、アクティビティの種類によってはサンプルプログラムやより詳細な説明へのリンクも記載されています。